今年(2021年)の開成中学校の入試問題です!
さぁ、解けるでしょうか??
以下、解説
正六角形を分割する問題ですね!こんな感じに分けるのが一番簡単でしょうか。
図のように補助線を引き、「正六角形」を「正三角形24個」に分けます。
求めたい三角形PQRは「24個の正三角形のうち9個分」になります。
よって、全体の面積の9/24になりますので、
6㎠ × 9/24= 9/4 (2.25)㎠
となります。面白いですね♪
先日、とあるサイトで、「この発想が浮かべばすぐ解けるけど、なかなか浮かばない。」という書き込みを目にしました。
実は、正六角形の分割は、中学入試(高校入試でもですが)の大事なテーマの一つなので、受験生ならば必ず一度は目にするタイプの問題だと思います。つまり、「初見でこの問題を解け」というわけではなく「今まで練習したことを生かして解け」というわけですね!
ということで、折角なので、代表的な分割方法をご紹介♪
まずは、最も基本となる分け方から!
正六角形を正三角形6個に分けます。
正三角形1つ分の面積を1とすると、正六角形の面積は6になります!ここ重要!
なお、図形を三角形に分割するのは、正六角形に限らず大事な考え方です!
上で紹介した分け方の変形バージョンです!
これも、正六角形を同じ大きさの6つの三角形に分けています!
付け足すと、左の図は、120°,30°,30°の二等辺三角形6つに分かれています。
ということは、上の図で書いた正三角形1つ分と、左の図120°,30°,30°の二等辺三角形1つ分の面積は同じと分かります!
折角なので、あと1つ変形バージョンを紹介!
これは、6等分ではなく、1:2:3の大きさで分割しています。
上で紹介した2つの分割形を組み合わせたバージョンです♪
受験算数における発想力は、こうした学習の上に成り立っているのでした^^