GWですが、多くのお店が閉まっていますね。
こんなときこそ、じっくりと勉強をしてみるのもいいのではないでしょうか?
さて、前回の続きということで、S=aℓの証明を使って遊んでいきます♪
今回は、S=aℓを「文字の証明」としてではなく、「図形問題」に利用していきます!
↓まずは、前回のおさらいをサラッと↓
前回ブログの最後に、S=aℓとなることを、このように平行四辺形にすることで説明しました!
道の面積(S)=底辺(赤線・中心を通る線ℓ)×高さ(緑線・道幅a)
という話でした。これから図形問題で遊びますが、
「面積(S)=中心を通る線の長さ(ℓ)×道幅(a)」
で求めたことを、しっかりと頭に入れておきましょう!
では、問題に行きます!
中学受験でも高校受験でも出てくるタイプの問題です。
では、早速解説に!
まずは(1)から
(1)円の中心が動いたあとの線は、赤い線になります。
①直線部分が 8+12+10=30cm
②曲線部分(図のゲジゲジしている部分)は、おうぎ形の弧が3つ分で出来てお
り、弧3つを合わせるとちょうど円になります。
したがって 4×3,14=12,56cm
よって、合計 30+12,56=42,56cm
(2)円が動いたあとの図形は青い部分になります。
①長方形が3つ 4×8+4×12+4×10=120㎠
②おうぎ形が3つ(斜線部分)⇒3つ合わせると円になります。
4×4×3,14=50,24㎠
よって、合計 120+50,24=170,24㎠
となります。
さて、ではこの(2)をS=aℓを用いて解いてみましょう!
~再確認~
道の面積(S)=底辺(赤線・中心を通る線ℓ)×高さ(緑線・道幅a)
(1)より、円の中心が動いたあとの線の長さは42,56cm(=ℓ)
図より、道幅は円の直径なので4cm(=a)
この2つを利用すると…S=42.56×4=170,24㎠
いかがでしょう?ちゃんと答えが一致しましたね^^
一見面倒な証明問題も、実は活用できる!というお話でした。