写真は今から約15年程前のもの。
当時教えていた生徒との記念撮影です(ちなみに中央が私)
この時の生徒は私の塾講師としての指導の中でも、大きな転換点でした。
左の生徒は、運動部の部長。連日、ハードな練習が続く部活動を最後までやり切って(関東大会一歩手前)、それから本格的に受験勉強に取り組みました。
元々、力のある生徒でしたが、本格的に受験勉強をしていく中でどんどん力を付けていきました。彼が何より優れていたのは「目標設定能力」と「計画性」でした。
「大きな目標を掲げて、そこへ向かって小さな目標を設定し達成していく。それが面白かった」
これは、受験を終えた時の本人の感想です(非常に強く印象に残っています)
彼の学習における「理解力」や「記憶力」といった力はもちろん高かったですが、その力を存分に伸ばせたのは「目標設定力」や「計画性」「忍耐力や粘り強さ」だったと私は思っています。
そして、そういった力は、もしかしたら部活動などで養われた側面もあるのかも知れません。
「学力」というものが様々な要素との兼ね合いの中で大きく成長するのだなと思い知らされました。
(数学の公式を自分で作ったりもしていました。だんだん勉強が楽しくなっていったようです。)
余談ですが、この生徒の入試は様々なアクシデントがあり、それも印象深く、また私の経験値?になりました^^
①滑り止めの私立高校入試:本番に解答用紙に名前を書き忘れた
→解答用紙回収後、受験番号を呼ばれ、名前を書かされたとか。。。
②勝負校(その1)私立入試:数学の大問1つ分問題文を読み間違えた
→テスト後…
本人「どうしても上手く解けなかったから見てほしい」
私「そもそも問題文のXの場所、読み間違えているじゃない」
本人「あ…」
でも、無事合格でした^^
③勝負校(KO)私立入試:一次試験(筆記)合格後、翌日の二次試験(面接)の受験票(一次合格証)を受け取り忘れて帰ってくる。
→これはスタッフ一同慌てました。急いで学校に連絡したものの「既に時間が過ぎているため対応できない」との返事。用務員室?で預かっているので、明日の二次試験の前に受け取るようにとの指示。
さすがにダメかと思いましたが、二次も無事合格!
私立高校の全勝を勲章に、本命の都立高校に合格&進学しました!